健康促進について
高齢化が進む日本、人生100年時代を迎え、退職後の生活が長くなる中、個々の健康管理は非常に重要となってきています。
結果として、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を高めることになります。
健康な体を保つことで、仕事はもちろん、ボランティアや趣味にも積極的に参加でき、充実した毎日を送ることができます。
また、医療費出費の節約だけでなく、健康年齢を延ばすことにもつながります。
健康促進の手段について
健康促進の手段として思い当たるのは、①バランスの取れた食生活や②働き続けること・社会との繋がりの維持、③メンタルヘルスケア、③定期的な運動などがあります。
バランスの取れた食生活
バランスの取れた食生活は、健康を維持するための基本です。
具体的には、野菜・果物・魚・大豆製品などを積極的に取り入たり、こまめな水分補給、アルコール・塩分・糖分の摂取量を控えることなどがあるでしょう。
社会的とのつながり
社会的とのつながりは、健康を維持するために重要です。若い世代だけでなく、シニアにとっても働くことは、健康に良い影響与えます。
仕事を通じて日常的に充実感をもたらすことに加え、適度な労働は身体的な活動量も増やし、健康面で良い影響を与えます。
働くだけでなく、地域のボランティア活動やサークルに参加することも、健康面で良いと言われています。
心の健康を守ること
心の健康を守ることも、体の健康を維持する上で大切です。
ストレスフルな社会においては、趣味やリラックスする時間を大切にし、ストレスを溜め込まない工夫が必要です。
十分な睡眠をとることで、心身のリフレッシュが図れるでしょう。
また、前向きな思考を心掛け、日常の小さな幸せを見つけるといったポジティブ思考も重要です。
定期的な運動
その中でも、「定期的な運動」は健康を維持する上で、最も重要かもしれません。以下において、定期的な運動と健康の関係について深堀りしてみたいと思います。
定期的な運動と健康との関係
「スポーツをすることは何となく身体にいいと思っているけど、自分にどんなことが起きるのか」ということは意外とわからない人も多いのではないでしょうか。
スポーツと健康
今回、スポーツ庁WEB広報マガジン「デポルターレ」にあるレポート「数字で見る! スポーツで身体に起こる気になる「6」つのデータ」より、
以下「スポーツは心の健康にも効果的」の項で、スポーツと健康がイメージできる「数字・データ」をピックアップしてみましたので、ご参考としてください。
スポーツは心の健康にも効果的
現在はストレスフルな社会と言われています。また益々その傾向は高まってきています。
上図の様から、運動をより行っている人の方が抑うつ傾向になりづらいことが解ります。
有酸素運動を続けることによって、幸せホルモン(セロトニンなど)が分泌され、脳の中で感情や記憶をつかさどる部分に幸せホルモンが伝達すると、精神的な落ち着きが得られると言われています。
仕事上のストレスが高い人こそ余暇での運動を積極的に取入れたほうが良いとのことのようです。
美容の鍵はスポーツ
適度に食べて、適度に運動することでキレイにやせる人は、健康面からみて理想的です。
一方で、運動はせずに食べないだけの生活を送る人は、やせていても、肥満の方と同等の糖尿病リスクがあると言われています。
今後、高齢になると痩せと運動不足が原因で、転倒・骨折による寝たきり患者が増えてしまう恐れも指摘されています。
運動による血行の促進は、新陳代謝の促進、冷え性や美肌効果など他にも良い効果があると言われています。
もちろん運動だけでなく、適度な食事、睡眠のバランスが美容にも、健康にも効果的です。
プラスαの歩行でガンや糖尿病の予防にも効果
成人の1日当たりの平均歩数は男性6,846歩、女性5,867歩です。
「1,000歩の目安は約10分」とされているので、いつもより歩く時間を10分〜20分増やすと、上図の様に、ガンや糖尿病などの病気を防ぐ可能性があるそうです。
どうも頑張って競技スポーツをしないとと思っているかもしれませんが、歩くことも立派なスポーツなんですね。
「一人1スポーツ」のススメ
さまざまな目的で行われる身体活動すべてが「スポーツ」です。
以上からわかる様に、スポーツをすることで、生活や人生を、より豊かなものに変えることもできます。
「自分には縁遠い」と思っていた方も、自分なりの「スポーツ」を始めてみることが重要です。
たとえば、歩くことも立派なスポーツです。
「会社の昼休みに行くコンビニエンスストアを少し離れたお店にしてみる」
「仕事中は1階上のトイレを使い、階段を上る癖をつけてみる」
「デスクワークが疲れたら会社の周辺を散歩してみる」といったように、
生活の負担にならない程度のちょっとした工夫で、自分なりのスポーツ、「一人1スポーツ」は実現可能なのです。
<追伸>
そう言う私も、会社員時代の通勤で2-3個前の駅で降りて、1時間近く歩いた入りもしていました。ただ、今は何もしていないので、何かスポーツを始めねばと思っています。